猫背でも巻き肩でもいいじゃない
猫背や巻き肩に悩んでいる人にはよく出会います。
それが原因で肩こりや
首の痛みがあるのであれば、
悩むのも選択肢の一つだと思います。
でも、
背中が超シャキっとしていて、
むしろ若干反っていて、
肩も前に出ず、後ろにずっっっと引けている人。
そんな人、
ただの1人も見たことはありません。
むしろ不自然です。
その方がラク!
という人は見たことがあります。
そういう方には
いわゆる「猫背矯正」や
胸の筋肉の硬さをほぐす施術をすることがあります。
でも、
肩こりや首の痛みが、
「超シャキッ」とした姿勢にしなくても
ラクになってしまうことは多々あります。
むしろ、
「猫背になってみてください」
「背中を丸めて力を抜いてみてください」
と伝えて、なってみていただくと、
「この方が肩はラク!」
とおっしゃっていただける方の方が
むしろたくさん出会ってきました。
背筋を良くすることに
「こだわりすぎ」なんですね。
事の本質はそこには無いということです。
だから僕は、
「私猫背なの」と訴えてくださる方には、
「あら、そうは見えないですけれど、気になってるんですか?」
「いつから、どんなきっかけで気になるようになったんですか?」
ということをお伺いして、
「姿勢を良くしても、かえって辛さを感じるのであれば、『いい姿勢』を目指す必要はないですよ」という計画を立てることが多いです。
ただ、
人間は「見た目の美しさ」ということも、体への自信につながる生き物です。
僕が、花田があなたのお体や症状と関わるうえで、
「何を目指していくのか?」
「ゴールをどこにもっていくのか?」
そういった点はなるべく
初回にお尋ねしてから関わり始めるようにしています。
良い姿勢でも、
筋肉が柔らかくても、
体が辛い人はいますし。
体が硬くても、
猫背でも、
巻き肩でも、
元気な人はたくさんいます。
「あなた以外の人の体」の傾向を、
「あなたのお体」にあてはめてしまわないように。
そう気をつけています。
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